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三菱倉庫経営陣、株主提案への反対表明

2020年5月13日 (水)

ロジスティクス株主から早急な100億円の自社株取得や取締役の推薦提案などを受けていた三菱倉庫はこのほど、これらの株主提案に反対する意向を表明した。

自社株式の取得などを求めて6月に開催される株主総会の議案として株主提案を行っていたのは、三菱倉庫の株主である「オアシスインベストメンツ2マスターファンド」。同社は三菱倉庫に対し、自社株の取得、同社が推薦する取締役2人の選任、指名委員会等設置会社制度への移行、相談役・顧問などの廃止を求めていた。

これに対し、三菱倉庫の取締役会は8日、「新型コロナウイルス感染症拡大による経済への深刻な影響が見込まれ、収束する時期を合理的に見通せない」「提案時期が4月下旬で十分検討するための時間が極めて限定される」などと回答理由を示しながら、すべての提案に反対する意向を明確にした。