調査・データ中国の商用車大手・一汽解放汽車(FAW)は21日、2025年12月に四川省攀枝花市の支援のもと、液体水素を燃料とする大型トラックの公道実証運行を開始したと発表した。液体水素車両としては中国初の実車による一般道路走行で、研究開発段階から商用化検証フェーズへ移行した形だ。
実証車両は一汽解放の主力大型車「J6P」をベースに、航空推進技術研究機関の大容量液体水素貯蔵・供給システムと、東方水素能源科技の高出力燃料電池を組み合わせた。これまでに累計8000キロ超を走行し、1回の充てんで1000キロ以上の航続距離を達成。従来の高圧気体水素トラックが400-500キロ程度にとどまっていたのに対し、大幅な長距離化を実証した。

▲(左から)▲J6P液化水素トラクターの公道実証運転、▲J6P液化水素トラクターに液体水素を充てん(出所:一汽解放汽車)
あわせて、中国初の民生向け液体水素充てんステーションも稼働。マイナス253度の極低温環境下での貯蔵・補給を含む一連のインフラ運用を実地で検証し、液体水素の製造から補給までの閉ループ構築に道筋をつけた。
実証は山岳地帯が多い攀枝花の厳しい走行環境で行われ、車両の安定性やシステム信頼性も確認された。車両メーカー、燃料電池企業、研究機関、地方政府が連携する産学官モデルによる取り組みで、技術開発と実装を同時に進めた。
一汽解放は今後、実証範囲の拡大と標準化を進め、水素大型トラックの本格普及を視野に入れるとしている。
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