M&A海外需要開拓支援機構は23日、ベトナムで冷凍冷蔵倉庫を運営するCLKコールドストレージの全出資持分を、日本ロジテムと川崎汽船に譲渡したと発表した。同機構は2015年、日本食材の海外流通基盤構築を目的に両社と共同でCLKを設立し、官民連携でコールドチェーン事業を支援してきた。
CLKは16年にホーチミンで高性能冷凍冷蔵倉庫を開設し、22年には増設施設も稼働。農林水産物や食品を中心に日系企業の取扱量を拡大し、東南アジアにおける日本食材流通の中核拠点として機能してきた。
一定の投資期間を経て事業基盤が整ったことから、同機構は共同出資者と協議のうえ、保有持分の譲渡を決定。今後は日本ロジテムと川崎汽船による運営体制のもと、民間主導で事業拡大を図る構図となる。
官民ファンドによる初期支援から民間主体への移行は、海外物流インフラ育成モデルの一例といえる。ベトナムを起点とした日本食材のコールドチェーン強化は、今後の東南アジア向け輸出物流の安定化にもつながりそうだ。
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