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横浜市中期計画案、既存ふ頭を再編

2010年9月4日 (土)

行政・団体横浜市はこのほど、中期4か年計画(2010-13年)の素案を取りまとめた。市を取り巻く状況の分析、市の未来図、基本政策などからなる計画で、市の未来図を実現するために横浜版成長戦略を策定する。この成長戦略では、成長を支える基盤づくりとして、海と空のハブ戦略と題した物流面の整備を主要項目に掲げた。

 

このうち「海のハブ戦略」は、国際コンテナ戦略港湾に選定された京浜港の枠組みで、東京港、川崎港と連携しながら、(1)国内貨物の集中(2)北米など基幹航路の拡大(3)トランシップ貨物の拡大(4)アジアの成長の取り込み(5)ターミナル競争力の強化――といった基本戦略を展開しつつ、「韓国・釜山港に対峙するハブポート」の実現を図る。これにより、京浜港で現在約760万TEU(08年)のコンテナ取扱量を、15年に1050万TEUまで引き上げる計画。

 

こうした目標を実現するため、市では港湾行政の機能強化と効率的な港湾経営の推進、南本牧ふ頭の整備、本牧・大黒など既存ふ頭の再編整備、京浜三港の連携と埠頭公社の民営化、港湾利用コストの低減などの施策を実施する。