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阪急阪神、国際輸送の利益が10分の1以下に

2020年5月14日 (木)

財務・人事阪急阪神ホールディングスが14日に発表した2020年3月期連結決算によると、フォワーディングを中心とした国際輸送事業で航空貨物の輸送量が減少したため、事業売上高は前期比15.3%減の761億8800万円となった。

期中にはセイノーホールディングスとの資本・業務提携を生かし、成田空港に近接するエリアで成田国際ロジスティクスセンターが営業を開始。併設されているセイノーHDグループのトラックターミナルとの連携を強化して国際輸送、ロジスティクス、国内輸送を組み合わせたサービスの提供体制を整えた。

しかし、航空貨物輸送は米中貿易摩擦の影響による物量はカバーしきれず、同事業の営業利益は前の期の10分の1以下となる1億7000万円(前期は22億2100万円)まで縮小した。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高762,650 [-3.6%]583,678 [1.3%]410,733 [9.6%]187,161 [-2.7%]
営業利益95,170 [-17.2%]91,015 [-1.3%]71,547 [26.3%]30,888 [-2.2%]
最終利益54,859 [-16.2%]58,968 [0.3%]47,630 [40.7%]21,395 [11.4%]
売上高営業利益率12.5%15.6%17.4%16.5%