財務・人事上組が14日に発表した2020年3月期連結決算は、期末にかけて拡大した新型コロナウイルスの影響が心配されるなか、国内外で展開した積極的な投資もあって堅調に推移。売上高2788億円(前期比1.4%増)、営業利益246億円(5.8%増)、純利益183億円(0.1%減)と比較的堅調に推移した。
国内では港湾運送事業会社の株式を取得したほか、鹿児島県志布志市に飼料用倉庫、岡山県倉敷市に定温倉庫を増設。海外でもカンボジア港湾公社の株式を追加取得するなど、積極的な投資活動を展開した。両輪の国内物流、国際物流ともに増収増益だった。
今期は新型コロナウイルスの影響を織り込み、売上高2740億円(前期比1.7%減)、営業利益238億円(3.6%減)、純利益174億円(5.3%減)と減収減益を予想している。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/通期 [前年同期比] | 20/3/3Q [前年同期比] | 20/3/中間 [前年同期比] | 20/3/1Q [前年同期比] | |
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売上高 | 278,815 [1.4%] | 211,472 [1.7%] | 140,549 [2.8%] | 70,725 [3.2%] |
営業利益 | 24,679 [5.8%] | 19,084 [6.6%] | 12,571 [8.4%] | 6,569 [7.7%] |
最終利益 | 18,378 [-0.1%] | 14,586 [9%] | 9,569 [9.8%] | 5,241 [13.1%] |
売上高営業利益率 | 8.9% | 9.0% | 8.9% | 9.3% |