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日本郵船、仏・電力会社向けLNG運搬船竣工

2020年5月18日 (月)

ロジスティクス日本郵船は18日、仏・電力会社EDFの子会社EDF LNGシッピング社向けに韓・現代三湖重工業で建造していた新造液化天然ガス(LNG)運搬船「エリサ・ラルス」が15日に竣工したことを発表した。同船は、日本郵船がEDFと定期用船契約を結ぶ1番船で、最長20年間のLNG輸送に従事する。

「エリサ・ラルス」の全長は297.23メートルで、最大17.4万立方メートルのLNGを積載可能。船内には、燃料油とボイルオフガス(航行中に気化してしまう天然ガス)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関を搭載するとともに、優れた防熱材によりカーゴタンクのボイルオフ(気化)率を低レベルに抑えることができるタンク方式を採用した。

また、LNG船としては世界で初めてサイバーセキュリティに関する認証「SYS-COM Notation」をフランス船級協会から取得した。

「エリサ・ラルス」の概要
全長:297.23メートル
全幅:46.4メートル
総トン数:11万8286トン
主機関:X-DF
積載容量:17万4000立方メートル
造船所:現代三湖重工業(韓国)
船籍:フランス