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三井化学、千葉地区で石化事業の構造改革

2012年9月5日 (水)

荷主三井化学は5日、出光興産と共同運営している千葉ケミカル製造有限責任事業組合(LLP)で効率的な運営を推進するため、石化事業の構造改革を実施すると発表した。

 

エチレン装置、今後の誘導品流入による内需の低下、輸出市況の低迷による低稼働を見込み、需要動向に柔軟に対応するために低稼働領域で高効率となる改造を行い、2013年8月からの稼動を決めた。併せてLLPで2基のエチレン製造装置をより柔軟に最適運営できる対策を進める。

 

また、ポリオレフィン事業は三井化学と出光興産でプライムポリマー(PRM)が、徹底的な合理化と汎用分野から高付加価値分野へのシフトを進めており、既に2つのポリプロピレン装置の停止を決定。11年11月に高付加価値ポリマー「エボリュー」の増強(24万トン→30万トン)を実施している。

 

さらに構造改革を進めるため、汎用分野、海外品との競合に晒されている高密度ポリエチレン事業で、13年3月に千葉地区の装置1基(13万トン)を停止する。これらにより、千葉地区のエチレンセンターの最適な稼動体制が確保する狙い。