財務・人事京極運輸商事が21日に発表した2020年3月期の連結決算は、主力事業の1つである貨物自動車運送が5.6%の増益を確保したが、利益率の高いタンク洗浄・修理工事が年度内に終了しなかったことが影響し、全体としては売上高90億5200万円(前期比3.9%減)、営業利益1億1500万円(23.8%減)の減収減益で着地した。
貨物自動車運送は、輸送量の減少で部門売上は0.5%の減収となったものの、燃料費や有料道路代の減少と主要荷主の運賃改定などによって部門利益は5.6%増の3億1200万円となった。
石油・ドラム缶販売事業は、販売数量の減少で部門売上39億1200万円(5.8%減)、部門利益5900万円(19.5%減)だった。
今期の見通しについては、新型コロナウイルスの影響を合理的に算出できないとして、業績予想の発表を見送った。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/通期 [前年同期比] | 20/3/3Q [前年同期比] | 20/3/中間 [前年同期比] | 20/3/1Q [前年同期比] | |
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売上高 | 9,052 [-3.9%] | 6,723 [-4.4%] | 4,402 [-3.1%] | 2,158 [-2.7%] |
営業利益 | 115 [-23.8%] | 72 [-1.4%] | 63 [46.5%] | 11 [-21.4%] |
最終利益 | 117 [-7.9%] | 76 [2.7%] | 55 [57.1%] | 18 [12.5%] |
売上高営業利益率 | 1.3% | 1.1% | 1.4% | 0.5% |