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日本郵船、東北電力向け石炭船の3代目竣工

2020年5月21日 (木)

ロジスティクス日本郵船は21日、長崎県西海市の大島造船所で建造していた石炭運搬船「リリーフォーチュン」が5月14日に竣工したことを発表した。

同船は、原町火力発電所がある旧原町市(現・福島県南相馬市原町区)の市花「白ユリ」を名前に冠する石炭運搬船「リリーフォーチュン」の3代目で、竣工後は初代・2代目と同様に東北電力の火力発電所向け運搬船として、豪州、インドネシアなどから東北地方への石炭輸送に従事する。

硫黄酸化物を除去するSOxスクラバーを搭載し、ことし1月から強化された国際海事機関(IMO)の排気ガス規制に対応しているほか、水流を整えて推進効率を上げるラダーバルブの改良型や、船尾の水流を改善する固定フィンを装備し、従来の石炭運搬船に比べ二酸化炭素の排出量を4%削減する。

リリーフォーチュンの概要
全長:235メートル
全幅:43メートル
夏期満載喫水:12.85メートル
総トン数:5万2318トン
載貨重量トン数:9万1443トン
造船所:大島造船所
船籍:マーシャル諸島