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凸版印刷、物流向け結束バンド型ICタグを開発

2012年9月11日 (火)

アパレル凸版印刷は11日、金属製の循環物流資材の管理にも対応可能な物流向け結束バンド型ICタグを開発した、と発表した。11月からの量産化を目指す。

 

凸版印刷が開発したのは、結束バンドとICタグを一体化させたもので、結束バンドで取り付けるため密着せずに取り付けることができ、これまで金属に対応した特殊なICタグでなければ対応できなかった金属製の循環物流資材などにも使用できる。

 

また、ナイロン樹脂で一体成型しているため耐候性が高く、完全防水も実現。屋外での使用を可能にした。UHF帯ICタグと、NFCに対応したHF帯ICタグを使用した2製品をラインアップしている。

 

UHF帯ICタグは長距離(3m)での読み取りが求められる業務用途向けとして、NFC対応タグはNFC対応スマートフォンなどを用いた運用向けとして、物流管理など企業の資産管理用途に向けて販売する。

 

100万個製造した場合の想定価格は1個60円で、凸版印刷は11月に量産化し、物流業界、資産管理が必要なレンタル・リース業界やオフィス什器業界、高価な金属製専用循環物流容器を使用している飲料・化学業界に向けて販売する。関連ソリューションを含め、2013年に5億円の売上を目指す。