サービス・商品凸版印刷は5日、最長で2キロ離れた先から通信が可能な資材管理向けアクティブタグ「ZETag」(ゼタグ)と、100万個以上のゼタグの位置情報を管理するクラウド型システムプラットフォーム「ゼタグ・ドライブ」を開発したと発表した。
ゼタグはボタン電池で駆動し、固有のID情報を自ら発信するアクティブ型のタグで、通信環境や使用条件によって幅があるものの500メートルから2キロ離れた基地局と通信できるのが特徴。
従来のパッシブ型RFIDタグで必要とされていた「リーダーでタグを読み取る作業」や「アンテナを内蔵したゲートの通過」が不要で、同社は「広い倉庫や屋外でパレットやカゴ車などの所在を自動で管理することが可能になる」とアピールしている。
ゼタグを管理するシステム基盤のゼタグ・ドライブは、基地局が検知したゼタグからの情報を収集・記録・管理する機能があり、同時に100万個以上の管理に対応。10月からゼタグとゼタグ・ドライブに通信基地局を組み合わせた「実証実験キット」の提供を開始する。