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凸版印刷、NFC向けICタグ開発

2011年9月2日 (金)

ロジスティクス多様な形状バリエーションのNFC対応ICタグを開発凸版印刷は2日、拡大が見込まれる国際標準の近接型無線通信方式「NFC」市場に向け、さまざまな形状に加工可能なNFC対応ICタグを開発し、今月中旬からコンサートのチケッティングやアミューズメント施設の入館管理、ガソリンスタンドのID認証など幅広い用途に向け販売を開始すると発表した。

 

高感度で高い耐久性を持つ小型アンテナを開発し、タグの小型化や各種形状への加工を可能にした。顧客用途にあわせた幅広い場面で利用可能なNFC対応ICタグを製品化し、カスタマイズ対応していく。

 

将来のNFC搭載端末の普及を見据え、既存のプラスチックカード型に加えて、キーホルダー型やリストバンド型など多な形状バリエーションのNFC対応ICタグを開発した。

 

1万個製造した場合の単価の目安は1個あたり350円(携帯クリーナータイプ)で、価格は使用するICチップ、ロット、形状により異なる。同社は2012年度に関連システムの受注を含めて1億円の売上を目指す。

 

また、今後は、非接触IC決済サービスのpaypass、VisapayWaveなど電子マネーに対応したICタグ製品の開発を行っていく。これら製品を、トッパングループであるトッパン・フォームズが提供する「非接触ICカードを使った決済プラットフォームサービス」とともに、クレジットカード会社や電子マネー事業者に提供していく。