ECEC事業者向けに物流支援サービスを提供している関通は19日、自社で開発・販売している倉庫管理システム(WMS)「クラウドトーマス」と、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)を組み合わせ、帳票発行業務の自動化に成功したと発表した。
この取り組みは、出荷指示データの取り込みから引き当て、帳票印刷、必要なデータの出力――までを自動で行うもの。同社では、この帳票発行作業を夜中に実行させることで、作業員が出社後すぐに業務に取り掛かれる環境を整備。これにより、作業員が出荷業務にかける時間を伸ばすことができ、ある現場では1日に対応できる件数が300件(15%)増えたという。
同社は、帳票発行業務のほかにも、経理や受注管理業務などの事務作業を自動化するため、RPAテクノロジーズ(東京都港区)が提供する「BizRobo! Basic」(ビズロボ・ベーシック)を導入しており、今後も「圧倒的な生産性向上と、人とロボットのハイブリッド組織の実現に挑戦していく」とコメントしている。