ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

那覇の貨物取扱量が開港以来のゼロ、5月主要5空港

2020年6月24日 (水)

ロジスティクス東京・名古屋・大阪・沖縄地区の各税関がこのほど発表した主要5空港の貨物取扱実績によると、新型コロナウイルスによる航空便の運休・減便の影響で、4月・5月は軒並み貨物量が大幅に減少した。

 総取扱量
(トン)
前年比
(%)
積込量
(トン)
前年比
(%)
取卸量
(トン)
前年比
(%)
成田空港13776684.95706774.78069993.9
羽田空港1350029.5592630.5757428.8
関西空港5475390.02483091.32992388.9
中部空港791628.8345349.9446357.2
那覇空港0(8634)0(4208)0(4426)
※那覇空港の()内は前年実績

特に、那覇空港は4月の総取扱量が83トンで前年比99.1%減、5月の総取扱量は0(前年同月8634トン)だった。ANAカーゴが3月末から「沖縄貨物ハブ」を停止したことに加え、旅客便を含む国際線航空便が全便運航停止となったことで、「開港以来初めて」(沖縄税関)貨物の取り扱いを失った。

ANAカーゴは、沖縄線の貨物便運休を7月末まで継続することを明らかにしており、本格的に貨物量が回復するのは早くとも8月以降となる見通し。

■主要5空港の貨物取扱量推移