ロジスティクス東京・名古屋・大阪・沖縄地区の各税関がこのほど発表した主要5空港の貨物取扱実績によると、新型コロナウイルスによる航空便の運休・減便の影響で、4月・5月は軒並み貨物量が大幅に減少した。
総取扱量 (トン) | 前年比 (%) | 積込量 (トン) | 前年比 (%) | 取卸量 (トン) | 前年比 (%) |
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成田空港 | 137766 | 84.9 | 57067 | 74.7 | 80699 | 93.9 |
羽田空港 | 13500 | 29.5 | 5926 | 30.5 | 7574 | 28.8 |
関西空港 | 54753 | 90.0 | 24830 | 91.3 | 29923 | 88.9 |
中部空港 | 7916 | 28.8 | 3453 | 49.9 | 4463 | 57.2 |
那覇空港 | 0 | (8634) | 0 | (4208) | 0 | (4426) |
特に、那覇空港は4月の総取扱量が83トンで前年比99.1%減、5月の総取扱量は0(前年同月8634トン)だった。ANAカーゴが3月末から「沖縄貨物ハブ」を停止したことに加え、旅客便を含む国際線航空便が全便運航停止となったことで、「開港以来初めて」(沖縄税関)貨物の取り扱いを失った。
ANAカーゴは、沖縄線の貨物便運休を7月末まで継続することを明らかにしており、本格的に貨物量が回復するのは早くとも8月以降となる見通し。
■主要5空港の貨物取扱量推移