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北海道最大のマルチ型「DPL札幌レールゲート」着工

2020年6月24日 (水)

拠点・施設大和ハウス工業と日本貨物鉄道(JR貨物)は24日、JR貨物「札幌貨物ターミナル駅」構内に、東北・北海道最大級のマルチテナント型物流施設「DPL札幌レールゲート」を7月1日に着工すると発表した。2022年6月の竣工を目指す。

札幌ドーム1.6個分に相当する延床面積8万6916平方メートルの広さを持つ同施設は、5000平方メートルの区画から最大12テナントが入居可能。貨物駅構内に設けられるため、鉄道輸送を利用している企業や鉄道へのモーダルシフトを検討している企業のほか、広域配送拠点として使用するインターネット通販事業者、小売業者など、さまざまなニーズを持つテナント企業の入居が見込まれる。

同施設が建設される「札幌貨物ターミナル駅」は、道央自動車道「大谷地インターチェンジ」から1キロ、一大消費地のあるJR「札幌駅」から10キロ圏内に位置し、札幌市内だけでなく、道央エリア全域へのアクセスにも優れる。

また、JR千歳線「平和駅」、地下鉄東西線「南郷18丁目駅」から2キロと、職住近接の就労環境が整う場所にあり、施設で働く従業員には保育施設やカフェテリアが用意される。

大和ハウス工業はこれまで、北海道でマルチテナント型物流施設の「DPL札幌東雁来」「DPL札幌南」、専用設計(BTS)型物流施設の「Dプロジェクト札幌東A・B」など、合計7か所・総敷地面積18.8万平方メートルの物流施設の開発を手掛けてきた。

一方、JR貨物は「エフ・プラザ札幌」を皮切りに、17棟のBTS型物流施設を全国で展開。間もなく着工する「DPL札幌レールゲート」は、JR貨物グループのマルチテナント型物流施設「レールゲート」ブランドの第3弾で、「東京レールゲート・ウェスト」「東京レールゲート・イースト」に次ぐ物流施設となる。全国ネットワークの幹線鉄道とダイレクトにつなぐことで、効率的・安定的な物流を実現する。

施設の概要
名称:DPL札幌レールゲート
所在地:札幌市白石区流通センター3丁目227-172他
交通:道央自動車道「大谷地インターチェンジ」から1キロ
敷地面積:5万348.94平方メートル(1万5230.55坪)
建築面積:2万9676.79平方メートル(8977.23坪)
延床面積:8万6916.13平方メートル(2万6292.13坪)
賃貸面積:7万2985.10平方メートル(2万2077.99坪)
区画:1区画5000平方メートル(1512.5坪)から最大12テナントが入居可能
構造・規模:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造、地上3階建て(高さ:24.87メートル、幅:253メートル、奥行き:141メートル)
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:札幌貨物施設開発特定目的会社
設計・施工:戸田建設
着工:2020年7月1日
竣工:2022年5月31日
入居:2022年6月
総投資額:150億円

JR貨物、北海道で「DPL札幌レールゲート」6月着工