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日立建機、全周囲安全確認支援装置を製品化

2012年9月20日 (木)

産業・一般日立建機は20日、クラリオンと共同開発した全周囲安全確認支援装置を製品化し、「スカイアングル」として10月1日から発売すると発表した。

 

スカイアングルは、建設機械オペレーターの周囲安全確認を支援するシステムで、建設機械に複数の広角カメラを搭載し、カメラ画像を変換・合成することで機械を中心として上空から見下ろしたような映像を運転席ディスプレイに表示する。

 

映像は、車体を中心とした「ワイドエリア表示」や「クローズエリア表示」、バックモニターシステム画像との並列表示など、オペレーターの操作で切り替えることができる。これにより、オペレーターはほかの建設機械やサービスカーとの位置関係など、機械の周囲状況を瞬時に把握することが可能となる。

 

マイニングダンプトラックの実機を使って耐久性、機能、性能の確認試験を完了し、製品化に至った。日立建機では、2001年に後方監視カメラと運転席ディスプレイからなる油圧ショベル用「バックモニターシステム」を他社に先駆けて発売している。

 

スカイアングルは、マイニングダンプトラックへの搭載からスタートし、超大型油圧ショベルなど適用製品を段階的に拡充していく計画。