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船主と船舶修理業者のLINEマッチング提供開始

2020年7月2日 (木)

サービス・商品三洋汽船(岡山県笠岡市)、エヴァライン(広島県呉市)、SKウインチ(愛媛県今治市)が共同で設立したタスケブネ(広島市東区)は1日、海運事業者と船舶修理業者をビジネス版LINEの「LINE WORKS」(ラインワークス)でマッチングするサービス「タスケブネ」を同日から提供開始すると発表した。

同社は、LINEの兄弟会社でビジネス版LINEを提供するワークスモバイルジャパンとサービスプロバイダー契約を締結。内航海運業界の各企業にアカウントを発行し、LINEと同じ操作感で企業間のやり取りを促進することで、効率的なマッチングにつなげる。

「タスケブネ」は、船主が船舶に関する困りごとをスマートフォンやパソコンのアプリから一斉送信できるもので、その送信先となるトークグループは、北海道から沖縄までの20地域と、鉄鋼配管・航海計器・港湾業務などの10業種が用意されている。

船主はグループ内のやり取りを通して素早く対応できる業者を見つけられるほか、船主・修理業者・メーカー・代理店間の連絡サービスとしても利用できる。

内航船業界では、1年中休みなく日本全国を航行している船舶も珍しくなく、急な船舶の故障に対しては、以前から取り引きのある業者に頼るなどして、船舶修理の依頼先を見つけ出す必要がある。

しかし、修理事業者の高齢化や海運関係事業者の所在地の偏り、土日完全休日などの影響により、曜日や地域によって修理対応力が異なるため、船主が求める修理事業者を見つけ出すのに多くの手間がかかっていた。

タスケブネは、トラブルに見舞われた内航船と修理業者のマッチングを効率的に行う仕組みをLINEを用いて構築し、これらの課題の解決を目指す。