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物流倉庫向け昇降棚発売、日立物流が200台導入

2020年7月9日 (木)

サービス・商品住宅設備や業務設備の開発・販売を手がけるオークス(新潟県三条市)はこのほど、日立物流首都圏からの相談を受け、物流倉庫の棚上スペースを利用できる「業務用昇降棚LF」を6月20日に発売したと発表した。

同製品は、棚の上に取り付ける収納ラックと操作棒で構成されており、踏み台がないと届かない棚上の荷物を顔の近くまで引き下ろして出し入れすることができる。

同社では、日立物流首都圏から「労災が心配で踏み台が使えない。デッドスペースを利用しつつ、保管効率を上げられるような昇降棚を物流業界向けに開発できないか」との相談を受け、同製品の開発に着手。

物流倉庫で使用される棚は、大きなもので高さが240センチあるため、既存の昇降棚の性能を大きく上回る98センチの降下を実現し、女性やシニア層でも簡単に操作できる物流倉庫向け昇降棚の発売に至った。

同社は、23年前から家庭用昇降棚の開発・販売を手がけ、一時は全国シェアの70%を占めたが、住宅環境の変化で販売が鈍化、新たな販路として物流業界に期待している。日立物流首都圏では、既に「業務用昇降棚LF」を223台導入しているという。

■商品概要
商品名:業務用昇降棚 LF
材質:鋼板・鉄線(収納ラック)
耐荷重:10kg