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西日本豪雨、7日間で19年度1年分の漂流物回収

2020年7月15日 (水)

▲7月5日・海煌による流木回収(出所:国土交通省)

ロジスティクス西日本豪雨に伴い有明海と八代海で流木などの大量の漂流物が確認されたことで、船舶の安全航行への支障が懸念されるなか、九州地方整備局熊本港湾・空港整備事務所が海洋環境整備船2隻を投入し、10日までの7日間で1828立方メートルの漂流物を回収した。

19年度も8月に前線に伴う大雨があり、9日間で834立方メートルを回収、1年間の総回収量も1353立方メートルに達したが、今回はわずが7日間でこれを上回る回収量となった。

▲7月8日・海輝による漂流ごみ回収(出所:国土交通省)

7月4日から始まった漂流物の回収作業は、日本埋立浚渫協会、九州港湾空港建設協会連合会の支援台船も加わり、日を追うごとに回収量が増加。10日以降は港湾管理者からの要請を受け、国が八代港の港湾施設管理を一部担う体制を敷き、港湾区域内外を国が一体的に管理して広域で流木を除去できる体制が整った。九州地方整備局では「引き続き回収作業を実施していく」としている。