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サービス・商品物流向けソーターシステムメーカーのベーヴェシステックジャパン（東京都新宿区）は21日、小物アイテムに特化した仕分け設備のスプリット・トレイ式「オプティソーターST」を8月から国内向けに販売すると発表した。
EC市場や「フリマアプリ」取引の拡大で配送需要が増大し、物流現場ではより効率的な仕分けニーズが高まっている一方で、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に「巣ごもり消費」が急増していることから、物流センター内で求められる業務の効率化、省人化、「3密」回避のセンター運営といった需要に対応する。
オプティソーターSTは、時間あたり最大1万7200個の仕分能力を持つ高処理能力ソーターで、ポストイン型小包、アパレル、封書、日雑品など、取扱量が増加している1個5キロまでの軽量・小物アイテムを想定して設計。配送先別などの間口に自動で仕分けを行うため、作業員同士が距離を保ちながら作業できる点も、新型コロナウイルス対策に適している。
トレイは、シングルとダブルの2種類を用意。トレイが2つに開くことで品物を下方に仕分けするスプリット・トレイは、仕分間口をソーター本体の下に設けることができるため、設置スペースの削減に有効だ。2つの品物を同時に搬送し、別々に仕分けることが可能なダブルトレイは「ボンベイ式」とも呼ばれ、海外で利用が進む。
販売開始に合わせ、同社は西新宿ショールームにスプリット・トレイ機構を体験できるモックアップ機を設置している。
■オプティソーターSTの主な仕様
搬送能力：シングルトレイ最大8600個/時、ダブルトレイ最大17200個/時
対象搬送物：高さ≦200ミリ、重さ5キロまで（小型小包、封書、カタログなどの冊子、アパレル、日雑品など）
投入方法：手投入、自動投入
仕分間口：コンテナ、段ボール箱、郵袋などへ直接投入やスロープ付きシュートなど、要望に応じてカスタマイズ
■詳細
http://www.boewe-systec-japan.jp/products/logistics-sorting/
