ロジスティクスSGホールディングスは3日、がんや脳卒中などの長期的な治療が必要な疾病を罹患した従業員とその家族が、安心して長く働き続けることができる環境を構築するため、治療と就労の両立を可能とする「休暇制度」を新設したと発表した。
この制度では「就労が可能な状態まで回復しているものの、長期的、定期的な治療を行わなければ日常生活に重大な影響をおよぼすと認められた疾病」が対象。
法定の年次有給休暇と別に、同社が認める疾病類型の治療のために付与し、年次有給休暇付与の算定基礎日数として換算されるため、翌年の年次有給休暇の付与日数に影響させない。
対象疾病の休暇日数は限定せず、診断書などの必要書類を提出し、産業医との面談などの一定の条件を満たすことで、従業員個人の症状や治療計画に応じて、柔軟に休暇を付与する。認定の有効期限は最長3か月間とし、3か月ごとに更新することができる。