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リンコー、新型コロナ影響で1Q営業損失1.8億円

2020年8月4日 (火)

財務・人事リンコーコーポレーションが4日発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、新型コロナウイルスの影響を受け、売上高35億1000万円(前年同四半期比20.4%減)、営業損失1億8700万円(前年同四半期は1億5100万円の利益)、四半期純損失1億2100万円(1億3000万円の利益)となった。

同社運輸部門と運輸系子会社4社を合わせた同部門の貨物取扱数量は、一般貨物、コンテナ貨物ともに減少し、13.2%減の137万2000トンにとどまった。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、コンテナ貨物は日用雑貨品など一部の輸入貨物が堅調に推移した一方、輸出貨物はアジアを中心に仕向国の経済活動が制限されている影響を受け、減少した。

一般貨物も市況の低下に伴い素材原料を中心に主要な輸入貨物が減少し、国内の企業間物流も需要減少でトラック輸送の取り扱いが減少した。

この結果、運輸部門の売上高は4.4%の減収となり、下払作業費や輸送費などの変動費は減少したものの、労務コストや減価償却費などの固定費を補うことができず、900万円の部門損失を計上した。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q20/3/中間
売上高3,510 [-20.4%]16,803 [-4.7%]13,031 [-3%]8,840 [0%]
営業利益-187 [ - ]497 [-36.8%]533 [-25.1%]282 [-36.9%]
最終利益-121 [ - ]99 [-82.5%]374 [-29.4%]204 [-39.1%]
売上高営業利益率-5.3%3.0%4.1%3.2%