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凸版印刷、製造業向け企業間調達プラットフォーム

2020年8月6日 (木)

サービス・商品凸版印刷は5日、メーカーとサプライヤー間の電話・メール・FAXなどで行われる調達業務をクラウドで一元化する企業間調達支援プラットフォーム「SDNECT」(サプライチェーン&ディマンドコネクト)を開発し、販売を開始したと発表した。同社が製造業として培った調達業務の実績とノウハウをデジタル化した。

ものづくりから卸・小売、生活者に至るサプライチェーン全体のデジタル化を進め、顧客の事業変革を支援する取り組みの一環として開発したもので、注文と同時に発生する詳細な調整や例外処理の業務で電話やFAXなどが併用されている従来の企業間取引(EDI)から脱却し、「注文を伝えると同時に双方向コミュニケーションを簡単に行う」ことができる企業間取引を支援する。

具体的には、企業間取引で必要な注文情報をデジタル化して管理できる「デジタライゼーション機能」、調整業務などをチャットで行う「コミュニケーション機能」、取引データの一元管理によってデータを分析する「アナリシス機能」の3機能を備える。

基本料金は導入メーカーのサプライヤー1社あたり月額2万円から。今後は製造業を中心に拡販し、2021年度までに関連事業含めて150億円の売上を目指す。