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三井物産とNTT、サプライチェーンDX構築で連携

2020年8月17日 (月)

サービス・商品NTTコミュニケーションズと三井物産傘下で小売・外食事業者向け食品・日用品雑貨の中間流通機能を6月に集約して発足した三井物産流通ホールディングスは17日、ブロックチェーンとIoT技術を活用し、商品やモノの流れを管理する「サプライチェーン情報基盤」と、企業間取引をデジタル化する「コネクティッドバリューチェーンを実現する基盤」の連携を目指すと発表した。今秋にも実証実験を行うという。

これまで取り組んできた実証実験を通じて、サプライチェーン領域での新たなニーズの発見と、流通段階ごとに抱える課題の解決にメドが立ったとして、ブロックチェーン、IoTを活用した「サプライチェーンDX(デジタルトランスフォーメーション)」の実証実験を進めることで合意したもの。

具体的には、三井物産流通が持つ流通分野の需給管理ノウハウを活用し、ブロックチェーン技術の流通業界への適用に必要な技術研究を進めながら、「新たなサービス提供領域に向けたビジネスモデルの構築」と「サービス提供に向けた具体的な機能構築」を進める。

イーサリアムコミュニティが開発を進める分散型アプリケーションを構築するためのプログラム可能なブロックチェーン基本ソフトウェア「Ethereum」(イーサリアム)をベースとしたブロックチェーン技術に、NTT研究所がブロックチェーンを用いて開発したトークン追跡効率化技術を適用し、RFIDなどのIoTの情報と組み合わせた情報プラットフォーム「サプライチェーン情報基盤」の構築を目指す。

またサプライチェーン情報基盤と、NTTコミュニケーションズの「企業間取引データプラットフォーム」(仮称)を活用し、複数企業間の請求データをデジタル化・一覧化できる「コネクティッドバリューチェーンを実現する基盤」との連携につなげる。

▲出所:NTTコミュニケーションズ