財務・人事住友倉庫が7日発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い荷動きが停滞した一方、EC関連貨物の輸送が増えたことで、売上高は前年同期並みの472億6800万円(0.3%増)となった。
営業利益は期初の想定を下回ったものの、作業費、人件費が増加し、前年に稼働した倉庫の減価償却費が増加したことで営業費用が増加し、23億8600万円(9.3%減)にとどまった。四半期最終利益は23億1800万円(6.9%減)。物流事業はわずかながら増収を確保したが、営業費用の増加に伴い部門利益は7.2%の減益となった。海運事業は営業損失が拡大し、1億7500万円の赤字を計上した。
通期は売上高1780億円(7.2%減)、営業利益85億円(23.4%減)、最終利益65億円(27.4%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/1Q [前年同期比] | 20/3/通期 [前年同期比] | 20/3/3Q [前年同期比] | 20/3/中間 [前年同期比] | |
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売上高 | 47,268 [0.3%] | 191,721 [3%] | 143,565 [2.9%] | 95,231 [5.8%] |
営業利益 | 2,386 [-9.3%] | 11,101 [26.2%] | 8,473 [29.3%] | 5,551 [40.8%] |
最終利益 | 2,318 [-6.9%] | 8,951 [29.5%] | 6,932 [72.3%] | 4,302 [152.6%] |
売上高営業利益率 | 5.0% | 5.8% | 5.9% | 5.8% |