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自動倉庫とRFIDで次世代拠点稼働へ

シップヘルスケア、医療材料物流を船橋に集約

2026年1月30日 (金)

メディカルシップヘルスケアホールディングス(HD)は30日、傘下のエフエスユニマネジメント(東京都港区)が、首都圏に分散していた医療材料の物流拠点を集約し、千葉県船橋市に新拠点「SHIPグランベース東京」を開設すると発表した。延床面積は1万4129平方メートルで、2026年2月から稼働を開始する。自動倉庫システムやAI(人工知能)、ロボティクス、RFIDを組み合わせた次世代型物流拠点として、医療材料の安定供給とトレーサビリティー確保を狙う。

▲新拠点「SHIPグランベース東京(出所:シップヘルスケアホールディングス)

同拠点には、東京大学発スタートアップRENATUS ROBOTICS(レナトスロボティクス、文京区)が開発した統合型自動倉庫「RENATUS」を導入。段ボールの荷姿を変えずにそのまま保管できる設計とし、最大1万ケースを収容する。入荷時にはAIカメラや自動RFID貼付による検品を行い、出庫時にはRFIDゲートで一括確認することで、人的作業を極力介さず高精度な出荷を実現する。

▲統合型自動倉庫「RENATUS」(出所:シップヘルスケアホールディングス)

輸配送では日本通運と連携し、医療材料とトラックの双方にRFIDセンサーを装着。出荷から納品までの位置情報をリアルタイムで可視化するトラッキングシステムを構築する。積み忘れや誤配送の防止に加え、問い合わせ対応や検品作業の簡素化を通じた業務負荷軽減を狙う。

対応規模は首都圏の大学病院や地域中核病院など60施設、病床数で2万6000床を想定し、取扱品目数は7万800品目まで拡大する計画だ。医療現場の在庫管理や発注業務を一元化することで、作業効率とコスト構造の改善を後押しする。

▲日本通運との実証イメージ図(クリックで拡大、出所:シップヘルスケアホールディングス)

施設は免震構造や非常用発電機を備えたBCP対応型で、災害時にも72時間稼働可能とする。大阪の既存拠点と連動させることで、拠点間バックアップによる供給継続体制も構築する。

医療材料物流に自動化とデータ連携を本格導入することで、同社は医療サプライチェーンの安定性と可視性を引き上げる構えだ。人手依存が大きかった医療物流の高度化モデルとして、他分野への波及も注目される。

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