古河電池･エコMP、舶用バッテリー交換サービス開始

ロジスティクスエコマリンパワー（福岡市博多区）と古河電池（横浜市保土ケ谷区）は19日、船舶のバッテリー交換コストを削減したいニーズに対応する「船舶用バッテリー交換・管理サービス」を開始する、と発表した。

船舶用バッテリー交換・管理サービスでは、船舶に設置されているバッテリーを見直し、交換やアップグレードに関する推奨事項を船主、船舶管理者に提供する。船上のバッテリーの寿命を延ばすためのテスト計画の詳細も提示し、安全性や保管上の問題のアドバイスを行う。

また、バッテリーケーブルセットやバッテリースペーサー、バッテリーフレームキット、バッテリーテストユニットの手配も担う。

両社は船舶用太陽光発電ソリューションの研究と実用化に向けたプロジェクトを共同で進め、型式認定バッテリーを使用してきたが、古河電池のバッテリー技術が「長寿命の特性によって、非常用バックアップバッテリーとして使用されているほかのバッテリーのように頻繁に交換する必要はない」など、船上のほかの用途にも活用できる可能性があることが判明。

90％がリサイクル可能で、安全性や設置の容易さといった特性を持っていることから、リチウムイオン電池の「複雑でない代替手段」として顧客に提供しているという。

（出所：エコマリンパワー）