サービス・商品三菱ふそうトラック・バスは20日、先進安全装置を搭載した新型電気小型トラック「eキャンター」を発表した。国内では8月からリース販売を開始し、段階的に欧州、アジア太平洋地域にも投入する。
新型eキャンターは衝突被害軽減ブレーキ「AEBS」、車両安定性制御装置「ESP」などの先進安全装置を標準搭載し、安全性能を強化。AEBSは、フロントバンパーに搭載した高精度ミリ波レーダーが前方の走行車両、静止車両、動いている歩行者を検知し、衝突の危険を察知するとドライバーに警報を発してブレーキが作動、衝突回避をサポートする。
ESPは、車両姿勢をセンサーで常時検知し、カーブで横転などの危険が生じた場合、モーター駆動や4輪のブレーキ力を制御して車両姿勢を適正な状態にし、横転の危険回避を支援する。
また、車両逸脱警報装置「LDWS」はウィンカーを操作せずに車両が車線を逸脱した場合、白線認識カメラが車線逸脱を検知し、ドライバーにブザーで注意を喚起する。
eキャンターはこれまでに世界全体で160台以上が稼働しており、走行実績は合わせて200万キロ以上に達している。急速充電では最大1.5時間、普通充電では最大11時間の充電で、航続距離は100キロ。