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モーリシャス沖、折れた船体前方部分が海に沈下

2020年8月25日 (火)

事件・事故商船三井は25日、同社運航船がモーリシャス島沖で7月25日に座礁し、燃料油の流出や船体の分断に至った事故について、2つに分断された船体のうち前方部分をモーリシャス領海内に沈めたとの連絡を受けたと発表した。

船体前方部分は現地時間8月19日に離礁し、モーリシャス政府が指定した同国領海内の海域に曳航され、21日には同国政府が船主に海洋沈下するよう指示。これを受け、24日に専門家チームが作動油を除去するなどの対策を施した上で、船体前方部分をモーリシャス領海内に沈下させた。

船体後方部分については「関係当局、船主手配の専門家チームが撤去計画を検討している」という。

このほか、商船三井が手配した現地の油清掃に必要な物資は、空輸で8月23日から段階的に現地へ到着しており、防護服やマスク、油吸着材などの追加物資は26日と28日頃に到着する見込み。