調査・データソフトバンクと佐川急便は2日、東急不動産、アスクル、MagicalMove(マジカルムーブ)などと連携し、東急不動産とソフトバンクがスマートシティのモデルケース構築に取り組む竹芝エリアで、自動走行ロボットによる配送サービスの実証実験を行うと発表した。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」の一つとして選ばれたもので、ソフトバンクと佐川急便が屋外と屋内の2つの配送シナリオに沿って、技術面やサービス実用性の検証・評価を行う。
屋外配送では、自動走行ロボットと信号機の連携システムを開発し「自動走行ロボットが信号機の表示に従って交差点を横断し、竹芝エリアの公道を安全に走行しながら荷物を配送」する実証実験を行う。走行時の荷物の温度変化や段差などによる衝撃も検証する。
屋内配送では、ソフトバンクの新本社となるオフィスビル「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」に自動走行ロボットと館内エレベーターの連携システムを導入し、自動走行ロボットがエレベーターに乗降して異なるフロアへ荷物を配送する実証実験を行う。また、オフィスビル・商業施設でロボットでの自動配送の有効性も確かめる。
これらのほか、自動走行ロボットの現在地を確認したり、目的地に到着したことを通知したりする機能などを搭載したアプリケーションを開発し、検証・評価を行う。