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愛知県、豊田市の廃線跡でドローン配送実験

2020年9月3日 (木)

行政・団体愛知県は2日、過疎地域の買い物弱者支援として、豊田市内の廃線跡を利用したドローン配送実験を9月15・16日に実施すると発表した。

豊田市が所有する名鉄三河線廃線跡の一部区間(全長1.9キロ)をドローンの専用空路に見立て、LTE通信を使用した無人地域での補助者なし・目視外飛行(レベル3)を行う。

▲ICカードによる施錠・解錠のイメージ

これは、将来的にインターネットで小売店に注文した日用雑貨品をドローンで配送することを想定したもので、荷物ボックスの施錠・解錠に交通系ICカードを使用する試験や、自宅への直接配送が難しい住民が共用ポートに商品を受け取りにいく実証も併せて実施する。

豊田市は、この実証実験に座り乗り型パーソナルモビリティを投入し、ドローンの着陸地点から、個人宅に見立てた自治会の集会所まで商品を運搬する試験を行う。

実証事業は、名古屋鉄道と中日本航空で構成される名鉄グループドローン共同事業体が実施主体となり、プロドローンがドローンの機体管理を、KDDIが通信管理を担う。

▲着陸地点の東広瀬町廃線跡(出所:愛知県)