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春うららかな書房、カンボジアに中古本物流センターを開設

2010年9月8日 (水)

荷主コミック専業卸の春うららかな書房(東京都中央区)は8日、コミック本、雑誌のオーサリング(デジタル加工)と中古コミック本の再商品化事業のアジア物流拠点として、カンボジアのプノンペンに同社100%出資の現地法人「ハル・プノンペン・コミックセンター」(HPC)を設立した、と発表した。事業開始は10月から。

 

書店での中古本販売の開始に伴い、中古コミック本の供給需要が急増しており、ディスカウントストア、ドラッグストア、ホームセンターなどの販売網も拡大傾向にあることから、カンボジアに物流センターを設立することで、中古コミックの再商品化の対応キャパシティを強化し、中古コミック本の供給力を強化する。

 

また、拡大が見込まれている電子書籍事業に対応するため、コミック本や雑誌を電子書籍にフォーマット加工する事業を開始する。単純なデジタル加工だけではなく、電子書籍のコンテンツ品質を高める総合的な視点から、コンテンツの表現方法を含めたプロデュースを行う。

 

■ハル・プノンペンコミックセンターの概要
生産開始:10月
建設地:カンボジア・プノンペン経済特区(PPSEZ)内
敷地面積:1401平方メートル
加工品目:書籍のオーサリング、中古書籍の再商品化
投資金額:約50万米ドル
従業員数:約100人