サービス・商品日野自動車とKDDIは16日、ナビタイムジャパンが提供する「トラックカーナビ」を事前にインストールしてあるスマートフォンを、端末代金・通信料・カーナビ利用料込みの「スペシャルナビパック」として、日野自動車の各販売会社から提供開始すると発表した。
ナビタイムジャパンの「トラックカーナビ」は、登録した車高・車幅・重量などの車両情報に基づき、トラックが通行可能なルートを案内するほか、ルートを設定しなくても、通行できない地点に接近するとドライバーに注意喚起するなどの機能を備える。
両社は、一般的に被害が大きくなる傾向にある大型車の事故を減らし、「交通事故死傷者ゼロ社会」を実現するためにこの取り組みを開始。「特に大型トラックは通行可能な道路に制限があり、誤った経路選択が事故に直結する可能性がある」と指摘する。
横浜市神奈川区で京急電鉄の快速特急電車と大型トラックが衝突し、トラックドライバーが死亡した事故から、9月5日で1年が過ぎた。ドライバーが本来のルートを外れた理由は明らかになっていないが、大型トラックが小道に迷い込むのを防げていれば、発生しなかった事故かもしれない。