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京急踏切事故から1年、いまだ解明されない謎も

2020年9月7日 (月)

事件・事故横浜市神奈川区の神奈川新町と仲木戸間にある京浜急行電鉄の踏切で、大型トラックと快速特急電車が衝突し、トラックドライバーが死亡した事故から、9月5日で1年が過ぎた。

ドライバーが本来のルートから外れたのかなど、未だに解明されていない「謎」も少なくない事故だが、カーナビシステムの適切な利用、ITを過信してはいけないこと、運送会社による管理の徹底など、この事故を機に安全意識の高揚を図った物流企業も珍しくない。

事故を機に、新たな対策を講じたのは物流会社だけでない。京浜急行電鉄は「現在、運輸安全委員会の調査、警察の捜査に全面的に協力している」と事故の調査・捜査が進行中であることを明かした上で、信号機の設置ルール見直し、この踏切道に対する信号機増設などに取り組んでいることを説明。

踏切道の支障を知らせる信号機を視認した際は、ただちに非常ブレーキ操作を行うことを正式な取り扱いとするなど、今後も安全策を強化していく考えを示した。

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