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損保ジャパン、自動走行ロボ実験専用の保険発売

2020年10月5日 (月)

サービス・商品損害保険ジャパンは5日、自動走行ロボットの実証実験を行う事業者向けに、「自動走行ロボット専用保険プラン(実証実験向けオーダーメイド型)」を開発し、同日から提供すると発表した。

対象となるのは「自律または追尾により無人(公道走行では遠隔監視・操作による)で、歩道・車道・路側帯・歩道などと車道の区別のない道路・私有地などを、歩行者やほかのモビリティなどと共存し、低速で走行するロボット」(損保ジャパン)で、専用保険部分とリスクコンサルティング、走行不能時の搬送無制限サービスなどの補償・サービスから、顧客のニーズに合わせて設計するオーダーメイド型で提供する。

自動走行ロボット専用保険向けの補償・サービスは、運行に起因する事故全般を補償する運行リスク補償、機器の破損や故障損害を補償する破損・故障リスク補償、サイバー攻撃を受けた際の損害補償、ロボットが提供する作業リスクを補償する業務遂行リスク――などで構成。

実験の実施事業者が運送・消毒・警備事業者の場合に、システム開発者との責任関係の紛争を未然に防止する独自補償や、事故で相手方が死傷した場合に遠隔操作者が刑事責任を追及された場合の弁護士費用を支払う補償など、独自のサービスも盛り込んだ。