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浜田、廃油量遠隔監視し回収効率高める検証

2020年10月22日 (木)

ロジスティクス浜田(大阪府高槻市)は22日、廃油タンクにたまった油量をセンサー設備で可視化するとともに、量に応じた効率的な回収ルートの構築を目指すフィールドテストを行うと発表した。

日本アンテナ(東京都荒川区)がIoT技術を用いて開発した廃油タンク用センサーシステムを使い、点在する廃油タンクにたまった油量を定期的に遠隔監視することで、油量の見える化を図る。併せて、その量に応じて効率的な回収ルートを構築するための情報を提供し、改善効果を検証する。

▲可視化の仕組み

リサイクル処理を通じて新たな資源として生まれ変わる廃油は専用の廃油タンクにためられるが、たまった油量を効率的に確認する手段がなく、回収効率にばらつきが生じていた。

一方、日本アンテナでは河川の水位監視システムを開発し、国土交通省とともに実証実験を重ねてきたことから、このノウハウを活用し、廃油タンクにセンサーデバイスを設置することで油量を監視して自社クラウドで位置データとつなぐことにより、タンク内の廃油量を遠隔で確認できると判断した。

今後はフィールドテストで効果を検証し、2021年度上期の商用化を目指す。