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スペースBDが超小型衛星ミッション、宇宙物流受託

2020年10月29日 (木)

話題宇宙産業向けサービスを展開するSpace BD(スペースBD)は29日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」1号機で行う超小型衛星放出技術実証ミッション事業を受託し、搭載衛星インテグレーションなどを行う唯一の実施企業として選ばれたと発表した。

HTV-Xからの超小型衛星放出は、同補給機の「自在な飛行能力」を生かし、国際宇宙ステーション(ISS)よりも高い高度から衛星を放出することで、超小型衛星放出の新たな需要を引き出すために行われる。スペースBDはユーザーの開拓からユーザインテグレーションサービス、JAXAへの衛星引渡しまでを一気通貫で担うという。

HTV-Xは、国際宇宙探査への展開も視野に入れ、今後、自動ドッキング技術などを新規に獲得して月周回有人拠点「ゲートウェイ」への物資補給を目指している。同社は「HTV-Xに衛星放出能力が備われば、月周回軌道からの衛星放出といったミッションへの活用も期待される」としている。