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センコーとあんしんが提携交渉、資本関係排除せず

2020年11月4日 (水)

M&Aセンコーグループホールディングスは4日、中核事業子会社のセンコーが沖縄の物流大手、あんしん(沖縄県浦添市)と業務提携に向けた検討を開始することに合意した、と発表した。

現時点で両社の提携関係が業務提携に限定したものになるかは不透明で、センコーGHDは取材に対し提携交渉が現場レベルではなく両社の経営陣によるものであることを認め、資本提携に発展する可能性も排除していないことを明らかにした。

センコーは量販店や小売店との取引が多く、各地の物流拠点から沖縄の店舗に向けても商品配送を行っているが、沖縄県内に自社の物流拠点やネットワークはなく、あんしんなどの現地物流会社に委託しており、同県内の拠点機能整備や販路拡大、ネットワークの強化が課題となっていた。

そこで、沖縄で物流トップ3に入るあんしんと提携関係を結ぶことで、センコーは沖縄における物流機能の強化、商事事業やライフサポート事業の沖縄展開を目指す。今後、両社でプロジェクトチームを立ち上げ、具体的な枠組みについての検討を進める。