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外航船の船員交代問題、IMOが情報集約・共有へ

2020年11月13日 (金)

ロジスティクス11月4日から11日にかけて開催された国際海事機関(IMO)の海上安全委員会で、IMOが各国港湾の船員交代手続きに関する情報を取りまとめ、各国の海運会社が容易に最新情報を取得できる体制を構築することが合意された。13日に国土交通省が発表した。

外航海運業界では、新型コロナウイルスの感染拡大による入国制限や規制強化によって、当初予定していた港湾で船員が交代できず、長期にわたり乗船を余儀なくされる事態が発生し、各国港湾の公衆衛生管理や入国手続きに関する最新情報が手に入りづらいことが課題となっていた。

今回の会議では、各国政府に対し、感染拡大を防ぐために順守すべき事項や推奨される事項を海運会社に情報提供するよう働きかける取り組みも合意に至っている。