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米・星港、貿易簡素化へシステム接続の可能性調査

2020年11月16日 (月)

国際米国の税関国境警備局(CBP)はこのほど、​シンガポール税関との間で貿易プラットフォームシステムを接続し、両国の貿易を円滑化する方向で調査に着手することに合意した、と明らかにした。

合意は、シンガポール貿易プラットフォームシステム「ネットワーク・トレード・プラットフォーム」(NTP)と米国の「オートメーテッド・コマーシャル・エンバイロメント」(ACE)を相互に接続・連携する「シングルウィンドウ化」の可能性について調査することを正式に表明したもので、輸出入手続きの入力を標準化し、これらの貿易データの処理を自動化して手続きにかかる時間の短縮を図る。

シンガポール側は「両税関当局間の貿易データの連結性に向けた最初の一歩を示すものであり、正当な貿易を促進しつつ、国際的なサプライチェーンの安全を維持する、とのわれわれのコミットメントを強化するものだ」と話した。

2019年の米国とシンガポールの貿易総額は576億ドルに達している。シンガポールは米国にとって17位、ASEAN内では2位の貿易相手国となっている。