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JR貨物、販売不振続きコンテナ輸送10%減

2020年12月9日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は9日、11月のコンテナ輸送が前年同月比9.8%減の168.6万トンとなり、車扱を含む全体の輸送量が同8.7%減の240.4万トンだったことを発表した。

コンテナ輸送では、新型コロナウイルスによる経済活動の停滞と曜日配列の影響を受け、エコ関連物資を除くすべての品目が前年実績を下回った。このうち、「食料工業品」は外食産業向けビール類や飲料などの減少で12%減となったほか、「紙・パルプ」が販売不振に伴う減産で15.6%の大幅減、「化学工業品」(14.6%減)と「化学薬品」(15.2%減)は、製紙用の樹脂やタイヤ原料などの低迷が影響した。「農産品・青果物」は、特に東北産と新潟産の民間流通米が販売不振となり低調に推移した。

車扱は、気温の低下で重油が堅調に推移するも、ガソリン需要の低迷が続き、「石油」が前年実績を5.8%下回った。「セメント・石灰石」と「車両」は前年実績を上回った。