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サードコンパス、貨客混載で生鮮品翌日配送

2020年12月21日 (月)

フード3rdcompass(サードコンパス、東京都渋谷区)は、ANAカーゴ(港区)、南国交通(鹿児島市)の2社と共同で、鹿児島空港連絡バスに生鮮食品を「貨客混載」する取り組みを開始する。

新型コロナウイルスの影響で行き場を失った食材が余剰在庫、消費期限切れなどのために廃棄処分されるケースが少なくないことから、鹿児島空港を起点とした空港路線バスに貨客混載とANAカーゴによる空輸配送を組み合わせ、首都圏で生鮮品を販売する。

まずは鹿児島空港と阿久根・長島地区(出水)エリア間で18日から配送を開始する。朝7時2分の阿久根駅発空港行バスに生鮮品を混載し、「水揚げ翌日」には首都圏の消費者向けに鮮度の高い商品を配送する。将来的には「水揚げ当日中の配送」を目指す。

同社は生鮮品販売サイト「エドノイチ」を運営しているが、従来は生産地と鹿児島空港までの距離が陸送で2時間弱かかるため、首都圏の購入者には「翌々日配送」となっていた。貨客混載とANAカーゴとの連携により、当日中に空輸できるようにし、翌日配送を実現した。

ANAカーゴ、ITベンチャーと共同で産直空輸サービス