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JR九州、山陽・九州新幹線で貨客混載事業を開始

2021年11月16日 (火)

▲貨客混載事業で輸送されるズワイガニ(出所:JR九州)

国内九州旅客鉄道(JR九州)は15日、西日本旅客鉄道(JR西日本)と連携し、山陽・九州新幹線「さくら」を活用した貨客混載事業を開始すると発表した。第1弾として、鳥取県境港市でとれたカニを鹿児島中央駅(鹿児島市)直結の店舗で11月19日に即売する。新幹線を活用した貨客混載輸送が、鉄道会社をまたいで広がりを見せ始めた。

JR九州は西日本旅客鉄道(JR西日本)と連携。境港市で朝に漁獲したズワイガニを生きたままで発泡スチロール箱で氷詰めにして、米子駅(鳥取県米子市)を11時25分発の特急「やくも」に積み込み、岡山駅で「さくら」に載せ替えて鹿児島中央駅に17時10分に到着。駅直結の店舗で即売する。特大松葉ガニは1杯2万円、親ガニは1杯2000円などで販売する。

両社は、新大阪(大阪市淀川区)・鹿児島中央駅間を山陽・九州新幹線を経由して直通運転する「みずほ」「さくら」を活用した貨客混載輸送の活用企業を募集。両駅間を4時間程度で結ぶ速達性や、途中駅での在来線との連絡による広域の混載輸送ネットワークを構築できる利点を訴求する。

貨客混載事業(荷物輸送サービス)問い合わせ専用メールアドレス
nimotsu@jrkyushu.co.jp