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ダイセーロジ、物流拠点のクラスター化予防強化

2021年1月5日 (火)

▲ ダイセーロジスティクスの物流拠点内休憩室に設置されたハルトン・センチネル

環境・CSRエフバランス(横浜市南区)は5日、ダイセーロジスティクス(東京都文京区)が物流拠点のクラスター化防止策として、紫外線殺菌技術を応用した空気清浄機「ハルトン・センチネル」を5台導入したと発表した。

ダイセーロジスティクスは、従業員のマスク着用、手洗い、アルコール消毒、非接触型サーマルカメラや飛沫防止アクリル板の導入といった対策を講じてきたが、無症状者による感染例の急増を受け「拠点内で感染を広げない大容量の業務用空気清浄機」の導入を決定。マスクを外して食事を取る休憩時間に感染リスクが大きくなるとの判断から、特に従業員の多い拠点の休憩室に設置した。

▲紫外線照射による空気清浄のイメージ

同社が導入したハルトン・センチネルは、世界35カ国以上の医療・介護施設などに換気システムを提供しているHALTON(ハルトン)社が設計・製造している空気清浄機で、内蔵された2本の紫外線ランプ(波長253.7ナノメートル)を特殊なフィルターで取り囲み、そこへ室内からかき集めた空気を呼び込み、効率的に空気を浄化する構造。

空気が乾燥すると小さな飛沫によるエアロゾル感染が発生しやすくなり、寒さとともに窓を開けて換気するのが困難となって感染拡大につながると考えられているが、ハルトン社が持つ気流制御技術を用いたハルトン・センチネルの場合、例えば天高2.5メートル、100平方メートルの室内空間の場合、1台で6-8回の換気に匹敵する空気交換量を発揮する。

ハルトン・センチネルの販売を手がけるエフバランスでは、初期費用がかからない月額料金制のリースプランを用意しており、期間内であれば製品の無償修理のほか、顧客による不慮の破損までカバーする。ダイセーロジスティクスは、BCP(事業継続計画)の一環として同製品の導入を検討し、保証付きのリースプランが5台導入の決め手になったという。