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シモハナ物流、本社付近に安全運転研修センター開設

2021年1月4日 (月)

ロジスティクスシモハナ物流(広島県坂町)は1日、自社乗務員向けの安全運転研修センターを本社に近い坂町平成ケ浜地区に開設すると発表した。

これまでも、国土交通省が定める指導・監督指針を網羅した教育、独自カリキュラムによる座学、実技研修を実施してきたが、安全運転研修センターの開設を機に、日常点検指導、運転基本操作の習得、トラックの車両特性に応じた運転、マナー講習など、個々のレベルに応じた教習へと内容を強化する。

同社では教習指導者として、独自の安全運転基準検定に合格した社員「ドライブマイスター」のほか、自動車教習所の指導員経験者5人、警察OB6人による安全運転指導体制を整えている。

新センターの開設により、初任運転者教育講習などでトラック専用のドライビングシミュレーターを活用し、通常では再現しづらい悪天候などの運転経験や、ドライバーごとの運転適性診断を行うことで、その後の実技講習で効率的に運転に対する不安を払拭できるようにする。

センターの敷地内コースでは、後退訓練、車幅認識、タイムトライアル、急ブレーキ時の路面状況別停止距離計測などもカリキュラムに含め、幅広い道路環境に対応する運転感覚の習得機会を提供。実技教習に使用する車両も内外輪差・オーバーハング、車高の把握などの車両特性教習できる独自のダブルキャブ車両をメーカー特注で用意し、複数人での同時乗務研修を実現することで他者の運転を観察し、自らの運転技術を高める工夫も施したという。

■シモハナ物流安全研修センターの概要
研修ルーム2室(48人収容可能・プロジェクター設備、教習タブレット、換気空調完備)、ドライブシミュレータルーム(シミュレータ2台)、教習車両15台(大型・中型・準中型・ダブルキャブ2トン車ほか)、各種研修コース完備