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サウディア・カーゴ、見積もり業務にAI導入

2026年6月25日 (木)

国際カーゴワン(ドイツ)は25日、サウジアラビア航空(サウディア)の貨物専門子会社サウディア・カーゴが、航空貨物の商業業務にカーゴワンのAIワーカーを導入すると発表した。顧客からの見積依頼に対し、AI(人工知能)が運賃照会、見積もり作成、案件の振り分けを担う。航空貨物会社が顧客見積もりの大規模処理に最新世代のAIワーカーを導入する事例として、同社は業界初としている。

(出所:カーゴワン)

サウディア・カーゴには、日々多くの運賃照会がメールで寄せられる。見積もり作成では、輸送日、代替空港、サービス区分、顧客別条件などを確認する必要があり、営業担当者の負担が大きい。カーゴワンのAIワーカーは、同社のAIネイティブな業務基盤を使い、見積依頼を分類し、会話の文脈を維持しながら、複数言語で選択肢や条件を提示する。

AIワーカーは、通常案件を自動処理し、例外案件を担当者に引き継ぐ運用にも対応する。自律度は、見積もりの下書き作成から共同処理、完全自動処理まで航空会社側が設定でき、各処理は記録され監査できる。空きスペースの代替案やプレミアム商品の提案も行う。

カーゴワンによると、同社のAIワーカーは航空会社の見積回答時間を一般的に68%短縮し、AIが初回作成した見積もりの正確性は89%に達するという。サウディア・カーゴは、定型的な見積もり対応をAIに移すことで、営業チームを特殊貨物や高付加価値案件に振り向ける。

両社は2021年からデジタル販売で協業してきた。サウジアラビアは東西を結ぶ物流ハブとしての機能強化を進めており、航空貨物分野でも見積もり、販売、予約の応答速度が競争力に直結する。AIによる見積もり自動化は、航空会社とフォワーダーの取引処理を短縮し、貨物スペース販売の即応性を高める動きとなる。

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