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工進が仙台配送センター開設、災害対応で短納期化

2021年1月13日 (水)

拠点・施設工進(京都府長岡京市)は13日、2か所目の物流拠点「仙台配送センター」(仙台市宮城野区)を開設し、自社が取り扱うすべての商品を全国へ短納期で供給できる体制を構築した、と発表した。

同社が取り扱うインバーター発電機は、台風や大雨、地震などの災害時に需要が急増する特徴があり、過去の災害時には需要に供給が追いつかず、納品できないこともあった。また、本社のある京都から全国に発送する体制だったため、東日本は西日本に比べて1日程度の遅れが生じていた。

東西2拠点体制が整ったことで、納期短縮と欠品対策の両面で対応力を強化。発電機やポンプ、農機具類など、台風や大雨に影響される商品が、特定のエリアで在庫切れになっても別の拠点の在庫を供給できるようにする。東北での販売が多い除雪機のパーツも保管し、即納体制を整える。

今月から稼働を開始した仙台配送センターは地上4階建て、延床面積3万6854平方メートルで、倉庫管理システム(WMS)を導入して保管・出庫の効率化・標準化を図った。現地は仙台塩釜港に近く、仙台中心部から12キロ、仙台東部道路・三陸自動車道仙台港北ICから3キロ。工場・物流施設の集積地に位置し、24時間365日稼働で運営していく。