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陸運の労災死傷者1000人増、目標遠ざかる

2021年1月20日 (水)

国内厚生労働省が19日に発表した2020年の労働災害発生状況(1月速報)によると、陸上貨物運送業の休業4日以上の死傷者数は1万4398人で、第13次労働災害防止計画の基準年である2017年同期と比べて996人(7.4%)増加した。

第13次労働災害防止計画では、2017年を基準年とし、22年までに陸上貨物運送業の死傷年千人率を5%以上減少させることを目標としているが、20年の死傷者数は17年同期実績を大きく上回る結果となり、前年同期比でも401人(2.9%)の増加となった。

死亡者数は前年同期比5人(6%)減、17年同期比34人(30.1%)減と、全業種の死亡者数を17年比15%以上減少させるという厚労省の計画目標に貢献しており、今後は死傷者数を減らす取り組みが求められる。