調査・データ厚生労働省が22日に発表した2月の労働災害発生状況(速報値)によると、陸上貨物運送業の休業4日以上の死傷者数は、前年同月比11.9%増の1664人だった。第13次労働災害防止計画の基準年である、2017年同月との比較では15.7%増。全体に占める割合は12.2%だった。
このうち死亡者数は22.2%増の11人で、17年比では35.3%減。こちらも全体に占める割合は12.2%だった。
厚労省が策定した第13次労働災害防止計画では、17年を基準年として、22年までに陸上貨物運送業の死傷年千人率(1年間の労働者1000人当たりの死傷者数の割合)を5%以上減少させることを目標としている。なお、20年通年の休業4日以上の死傷者数は17年比で7.4%増だった。